009 相手を押し潰す勝ち方の大きな問題点とノルマクリアの勧め

押し潰して勝つ、ということを詳しく見てみる

「相手を押し潰して勝つ」ということを別の表現にすると、

「こちらが送る玉の難しさ」が「相手の処理能力」を上回ったため、

結果として相手を押し潰して勝った、となります。

9-1相手を押し潰しての勝ち

 

これは視点を変えると、

「こちらが送る玉の難しさ」を「相手の処理能力」が上回ってしまえば、

相手を押し潰して勝つことは出来ない、ということでもあります。

9-2相手を押し潰せなかった場合

 

つまり、

相手の処理能力次第で、相手を押し潰せないこともある

ということ。

 

「相手を押し潰す勝ち方」は、

「勝つための方法」というよりも、あくまでも「相手を不利にする手段」なんです。

 

 

相手を押し潰せなかったらどうなるか?

では、相手を押し潰せなかった場合はどうなるのか、考えてみましょう。

効率よく相手を押し潰して勝つには、

・2連鎖あるのみ
・少ない玉数で連鎖をする、とにかく連鎖回数を増やす
・相手を押し潰しやすい「玉の形状」「玉の配色」の攻撃が出来るキャラクターを使用する

ということを006007で書きました。

 

ノルマ負けの危険性

まず、こちらの状況を考えてみます。

 

こちらは、少ない玉数でひたすら小連鎖(2連鎖)をしているのですから、

ノルマ消化を基準にして見てみると、効率が悪い消し方をしていることになります。

7個ひとまとめに消せる所を、わざわざ分断して2連鎖にしたりしますしね。

 

次に、相手の状況を考えてみます。

相手を押し潰せなかった場合にどうなるかを考えているわけですから、

こちらが押し潰しやすいキャラクターを使って、ひっきりなしに送っている玉を、

潰れずに処理できていることになります。

 

つまり、効率良く玉を整地して、効率よく玉を消している、ということになります。

そうでないと、押し潰されてしまいますから。

 

状況を考えると、

出来るだけ少ない玉数で消そうとしているこちらより、

効率よく玉を整地して、効率よく玉を消している相手の方が、

先にノルマクリアする可能性が高いのです。

 

 

押し潰されて負ける危険性

玉を送って相手を不利にしようとするのは、こちらだけではありません。

相手も同じです。

 

少ない玉数で消そうとすることは、

フィールドに玉が溜まりやすい、という問題もあります。

強いキャラの攻撃ほど、「たくさん玉を消す」「すばやく整地する」というように、

効率の良い処理をしないと、潰れずに耐えることが難しくなっていきます。

 

強いキャラほど、

「相手を不利にしたい」だけではなく、「こちらは効率の良い処理をしたい」

という2つの点が重要になってくるのです。

相手を不利にする事だけを考えていると、

強いキャラになるほど押し潰される危険性が高まることになるのです。

 

 

「相手を押し潰す勝ち方」は勝つための方法ではない

さきほども書きましたが、

「相手を押し潰しての勝ち方」は、あくまでも「相手を不利にする手段」です。

 

「こちらが送る玉の難しさ」が「相手の処理能力」を超えていないから

押し潰せているだけ。

 

この2つの力関係が逆転して、

「こちらが送る玉の難しさ」を「相手の処理能力」が超えてしまえば、

こちらが勝つことは難しくなってしまうのです

 

「押し潰す勝ち方」に頼りきったプレイだと、

上達していく途中で、勝てない相手にぶつかる、強さが頭打ちになる、これ以上強くなれない、

ということになってしまいます。

 

なら、どうすれば良いでしょうか。

答えは既にここまでの記事に書いてあります。

 

このゲームには2つの勝ち方があると、以前書きました。

「相手を押し潰す勝ち方」と、「ノルマクリアでの勝ち方」です。

そして、「相手を押し潰す勝ち方」は、あくまでも「相手を不利にする手段」だった、

ということを今回の記事で書きました。

 

ならば、「ノルマクリア」を目指せば良いのです。

 

ノルマクリアを目指す、

つまり、「自分は効率よく玉を消す」と「相手を有利にしない(不利にする)」

この2つをどちらもおろそかにせず追求していくことが、

1段階上の強さに繋がる道なんです

 

 

次回の話

ならば次は、より効率の良さを追求するべく、

キャラの特徴や、キャラごとのコツ・注意点などを書いていきたいところなのですが、

その前に、システム面についてみていきます。

 

・どういう基準で相手に送る攻撃量が決まっているのか。
・どういう基準で配色が決まっているのか。

そういったことを知っておかないと、

「この消し方は良い」「この消し方は悪い」といった基準があやふやになってしまいますので。

ではまた次回。