061 高田馬場ミカドのマジカルドロップ3大会(2022.12.7)の話9【上級者大会その7】

2022/12/7に開催された、

ミカドのマジカルドロップ3大会のお話。

今回は上級者大会決勝の話その7。

 

 

 

上級者大会

第2回戦 1戦目

1Pまるた 2Pやすべえさん

ハングドマン 対 ハングドマン

 

 

今回のじゃんけん勝負はやすべえさんの勝ち。

やすべえさんは2筐体を選ぶ権利を取得。2Pになりました。

 

ということで私はキャラ選択権を取得。

・・・え、待って。

どのキャラにするか全然決めてないんだけど。

 

ジャスティスは対戦する頻度高いから違うのがいい。

いつも対戦しないようなキャラがいいし・・・

 

ハイプリエステスもちょっとなぁ・・・

ぶっちゃけコツよく分からんし。

 

さんざん迷ってチョイスしたのはハングドマン。

一番好きなキャラだから!

 

 

さて、ハングドマンの攻撃はというと、

バラバラ配置の配色パターンと、

小さな凸凹がある降下形状が特徴。

 

これがね。とにかく厄介。

バラバラ配置の玉が大量に押し寄せてくるから、

真綿で首を締めるようにじわじわと潰される、

マジドロ3では珍しいタイプの攻撃なのです。

 

そんなハングドマンの攻撃の対処の基本は「連鎖」

連鎖で攻撃の降下を止めて、

連鎖をしながら玉を消していくことが重要になります。

 

そのためハングドマン戦では

・浮かしを使いこなせること

・大連鎖が出来ること

この2点が特に大事。

 

ポイントとしては、

玉がバラバラな時に相手の攻撃でずらしてもらうと

バラバラな玉が横に揃うこと。

 

そうやって揃ったタイミングで

連鎖しながら大きく消していきましょう。


さらに上を目指す方に向けてのコツ。

慣れてきたら玉を消す際に、

消した後のフィールドがどうなるか気にしてみましょう。

 

どういうことか、

実際の対戦画面を引用しつつ説明します。

 

 

1P側。

玉が消えているところに青を2個浮かせたシーンです。

右から3列目が浮かせた玉ね。

 

このまま放っておくと、

白矢印を付けた青2個が残ります。

これが非常に邪魔なのです。

ハングドマン戦ではこういった玉が致命傷になります。

 

このブログでも頻繁に

「端数を出さないように消すことが大事」

と言っているのはこういうことです。

 

青を消すなら、

消したあと、表出部分に青を残さないようにしたい。

残すとじゃまになるから。

強キャラ同士の対戦であれば致命傷になるから。

 

どうしても残ってしまうなら、

少しでも処理が楽になるような残し方をするようにしましょう。


青を消すなら、

消した後に青がどういう状態になっているかを気にしましょう、

ということ。

 

 

1P側。

今回はこのフィールドに残る青2個をケアするために、

消える前に青を回収して2回に分けて消しました。

 

こういった「消した後のフィールドのことを気にしているプレイ」が

出来るようになるには、

まず浮かしと連鎖に慣れましょう。

勝手に手が動くレベルで出来るようになるくらい慣れましょう。

 

そうなるとプレイに余裕ができます。

その余裕でフィールドの状況を見て、

次の動きに繋げていけるようになりましょう、ということ。

 

 

それと、マジドロ3でハイスコア狙いのプレイをしてる人は

対人戦のハングドマンと相性が良かったりします。

 

大連鎖、

浮かしつつの連鎖、

後々のことを考えて連鎖する、

こういった感覚に慣れているから。

 

 

長くなったけどこんな感じかな。

それじゃ1P側から見ていこう!

 

 


1Pまるた

1試合目。

さて、ハングドマンねー。

操作は大変なんだけど、気楽ではあるのよね。

個人的に意識するポイントが少なくて済むから。

 

単純につぶれないように気を付ける。

そして効率よく消していく、

このあたりに意識の大半をむけていればいい。

 

連鎖数も大きくしよう小さくしようみたいな意識もすくなめ。

ノルマ消化に必要な分だけ連鎖する。

ピンチになったら大連鎖でしのぐ。

そんなシンプルな対応で良い。楽。好き。操作は大変だけど。

 

しいて気を付けるポイントをあげるなら、最初の攻撃は速攻で送りたいことかな。

自然に湧く玉って基本的に配置が簡単だから、

早めに攻撃してバラバラ配置を送りこんで、

相手のノルマ消化を遅らせたい。

 

この対戦は、やすべえさんからの攻撃がゆるかった印象。

端数を減らすよう気にしながら連鎖してたら、

やすべえさんが潰れちゃった。

 

どうしたんだろ?

消しづらい配置になったのかな?

 

 

2試合目。

この対戦は、中盤邪魔な玉だらけになっちゃった試合。

幸い、連鎖がしやすい配置だったので大連鎖で立て直しできました。

 

 

 

ちゃんと端数をケアする消しが出来ているのであれば、

大連鎖を使わなくても耐えられるはずなんだけどねー。

 

端数をケアする消しって、

できることはできるんだけどめっちゃ得意ってわけでもないのよねえ・・・

とくにやすべえさん相手だと分が悪いと思ってる。

 

でも、この勝負は私のノルマクリア勝利。

しかも決着がついた時点で結構ノルマ差ついてたね。

やすべえさんが消している最中だった分を考慮して30差くらい。

 

 

マジドロ3の対人戦って

「小連鎖が優秀!」的な風潮がまだまだ強いように感じるけど、

「大連鎖だってちゃんと使えば強い!」って思える試合だね。

 

大連鎖が使い勝手が悪いわけじゃなくて原因は別。

・無駄に玉を浮かしている。時間かけすぎている。

・消してる玉の量が少ない。

だいたいの理由はこのあたりに集約されるのでは?

 

効率よくノルマ消化できるように大連鎖すれば、

大連鎖だってちゃーんと有利に働く。

 

それは分かってるつもりなんだけどねー。

実況の宴帝さんも言ってるけど、

ハングドマンで効率よく消すのはホント難しい。

 

 

3試合目。

この試合は私の判断ミスで負けた試合です。

 

 


1P側。

開始直後この場面。

「あと数段ひき下げればスペシャル玉が出てくる!」

って気付いちゃった。

 

ハングドマン戦では

スペシャル玉があるとめっちゃ有利になるんです。

しかも自分にだけスペシャル玉がある状況なら、

ノルマ負けはまずしないだろうってくらい有利。

 

で、スペシャル玉に固執しているところに、

やすべえさんの攻撃が来て、

吸ったのに吸えなかった現象が発生して潰れちゃった感じ。

 

これはスペシャル玉狙わない方が良い配置だったね。

思ったよりもスペシャル玉までが遠かった。

反省。

 

 

4試合目。

この試合も

「もうすぐスペシャル玉が出てくる!」

って考えに意識を持っていかれて、

消しがおろそかになっていますね 笑

ダメダメな試合。

 

 

5試合目。

フルセットの試合は自然に湧く玉に氷玉があります。

そして、初期配置にスペシャル玉があります。

すなわちスペシャル玉を増殖しましょう。

 

 

スペシャル玉の取り扱い一つで、

ひっくりかえせないほどのノルマ差がつきます。

スペシャル玉を使いきった時点でノルマ差50ですよ!

スペシャル玉増殖はちゃんと練習しておきましょうね。

magicaldrop3-info.hatenablog.com

 

最後は潰れそうになったけどなんとか耐えきった!

無事ノルマクリア勝利!

 

 

 

2Pやすべえさん

1試合目。

あ、玉を引き下げずにスペシャル玉を使ってら。

これはいかんでしょ。

 

それはそうと、ホント見事な消し方だね。

端数をバッチリ管理しながら消してる。ステキ!

もう「これがバラバラ配置での消し方の見本!」って感じ。

 

連鎖しながら端数を出さないようにする

ってのはホント難しいのです。

そして難しいから見本になるような動画も少なくて。

ということで参考になるから見ようコレ

スペシャル玉を使った後から

ノルマ100になるあたりまでは端数ゼロで消せてるよ。

 

しかし青を大量に消してノルマ100切ったところで状況が一変。

これは消しづらい配置がきたなあ・・・

 

処理が間に合わず潰れて負けなんだけど、

これはどうすべきだったのかなー・・・

 

・連鎖を繋げて乗り切る

・青を大量に消した時点ですぐに消せる玉が少なかったのが問題

 

私が考えつくのはこのあたり。

 

 

2試合目。

これはノルマ差が結構ついていたことが気になってた試合。

一体どこが原因でノルマ差ついたんだ?

 

・・・と、ひと通り見てみたけど、

普通にやすべえさんらしく消してるだけだなあ。

 

原因になりうるのは、

序盤のちょっと処理に手間取ってるシーンがあった点。

操作ミスもありうる。

吸う操作を入力したけど吸えなかった現象が起きた可能性もある。

 

あとは、

やすべえさんは開始直後に玉の引き下げた分がわたしより少なかった点。

考えついたのはそのくらい。


ということは、

この試合は私の消しが効率よかったってこと・・・かな?

やったぜ!

 

 

3試合目。

実況で「様子見」と表現している部分についてちょいと説明しますね。

 

 

この初期配置ってすこし玉を引き下げると

画像矢印部分にある赤が縦につながるんですよ。

 

引き下げてから消し始めた方がかんたんにより多く玉を消せる。

だから初手降下させてから消し始めた。

それが「様子見」と見えたんじゃないかということ。

 

この試合は、私が判断ミスで潰れた試合ですね 笑

安定して消していたやすべえさんの勝利!

 

 

4試合目。

ピックアップしたのがこのシーン。

お題は「相手にずらしてもらって楽に消す思考」です。

 


2P側。

青を消そうとしているシーン。

 

画像矢印部分の青って

普通に考えると手前の黄色をどかしてから消しますよね。


でもやすべえさんは黄色をどかしていない。

なら矢印部分の青を消すつもりがないのか?

直後のシーンを見てみよう。

 

 

2P側。

追撃でズレて矢印部分の青が露出。

横から巻き込んで表出部分の青をすべて消した。

お見事! これぞ上級者って感じの消し!

 

こういう「相手にずらしてもらって楽に処理する消し方」できると

けっこう楽に処理できる場面が出てくるのです。

ポイントは、降下形状でどうずれるかを頭に入れておくこと。

 

 

5試合目。

やっぱりやすべえさんもスペシャル玉増殖を狙っていたのね。

実況の宴帝さんも言っている通り、

置くタイミングが早くてスペシャル玉も消えちゃってる。

これは痛いミス。

 

 

 

締め

と初めてハングドマン戦について、じっくりガッツリ見てきたけど、

やっぱりハングドマン戦は難易度高いね。

 

端数を出さないように消すのも大事。

効率よく消して素早くノルマクリアするのも大事。

潰れないようにするのももちろん大事。

どれも大事!

 

この日のプレイを見た感じ、

端数を出さない消しって観点で見ると

やすべえさんに分がある。

 

効率よく消して素早くノルマクリアするって観点で見ると

わたしに分がある。

 

潰れないようにする(安定して処理する)って観点で見ると

わたしは危なくなったら大連鎖でどうにかするスタイル。

やすべえさんは消しのきれいさと必要な分連鎖してどうにかするスタイル。

総合的には同じくらいかやすべえさんのほうがすこし分があるか。

というように見えた。

 

ホントかろうじて勝ち越した、という感じ。

改めて見返すとだいぶ危なっかしい勝利ですわこれ。


そういえば某ツイートで、
「ハングドマン戦でノルマクリア勝負になる時点でだいぶおかしい」

というようなのがあったんですよ。

 

なるほど。確かに。

そう考えると、

ここまで競える相手がいるというのはとてもありがたいことですなあ。