062 高田馬場ミカドのマジカルドロップ3大会(2022.12.7)の話10【上級者大会その8】

2022/12/7に開催された、

ミカドのマジカルドロップ3大会のお話。

今回は上級者大会決勝の話その8。

 

 

 

上級者大会

第2回戦 2戦目

1Pやすべえさん 2P馬場さん

ジャスティス 対 ジャスティ

 

 

今回は1Pのやすべえさんがジャスティスを選択。

ということはやすべえさんがキャラ選択権を取得。

そして馬場さんが筐体選択権を取得して2Pを選択ってことね。

 

さて、今回のジャスティスの特徴はというと、

強さ的には中の下くらいのキャラ。

攻撃で送る玉も消しやすい部類で危険性も少なめ。

 

なので、上級者大会ともなると、

どちらが早くノルマクリアするかの勝負になります。

 


では次に各プレイヤーの消し方に着目してみます。

まずやすべえさん。

消し方の効率が良いし、整地する技量も高い。

すると、消し効率の良さがそのままノルマ消化の早さに直結する。

相性良し。

 

一方、ピエロの移動速度に関する技量は馬場さんに軍配が上がる。

けどジャスティスの攻撃は消しやすいから、

そもそもピエロを早く移動させる必要な場面が少ない。

相性良し。

 

 

続いて馬場さん。

馬場さんは消し効率をピエロの移動速度でカバーしていくスタイル。

消し効率はどうかというと、やすべえさんに軍配が上がる。

ノルマ消化ペースはやすべえさんの方が早い。

分が悪い。

 

長所であるピエロの移動速度の早さ。

ピエロを早く移動させる必要な場面が少なく、長所を活かしかしづらい。

分が悪い。

 

つまり「やすべえさんめっちゃ有利じゃね・・・?」ってこと。

それじゃ実際に対戦を見ていこう!

 

 

 

1Pやすべえさん

まず1試合目のこのシーン。

 


1P側。赤を消す場面。

玉を消す時って、

ついつい片っ端から吸って投げる脳筋プレイをしがちなんだけどね。

 

無駄に玉を吸わない。

必要な分だけ吸って投げる消し方。

いいね! すごく好き!

 

やすべえさんはこういう所で操作が少ないから、

少ないピエロ操作で効率よく玉を消していけるのです。

効率よい操作をしているから強キャラでも耐えられるのです。

 

いやーこれね、ホント地味なの。地味。

でも実際やるにはけっこう気にする要素あるんですよ。

 

いま玉を何個持っているか。

段差は何段あるか。

さらに相手の攻撃でずらされる可能性を気にする。

 

こういったことを考慮しているのです。

奥が深いゲームだねえ。


さて、その後3試合目まで見たんだけど・・・

なーんかやすべえさん危なっかしいというか、ミスが目立つというか・・・

同時消しや大量消しが少ないというか、ただ消しているだけというか・・・

動きが悪くないです?

 

 

たとえばこれ。

 

 

1P側。

3試合目。氷玉を解凍しそこねてる。

 

 

なんというか3試合目まで見たけど、

他にわざわざとりあえげるようなことでもないかなー。

フツーにジャスティス戦らしく消してるねーという感じ。

 

 

しかし一転して4試合目はいい動き。

同時消しが冴えわたってる!

 


1P側。

とくに好きなのがこの黄色の消し!

わー! 同色の2か所同時消しだ! すごく好き!

放っておくと連鎖になってしまう緑を吸うところまで含めて好き。

 

緑の処理について補足。

黄色→緑の連鎖にすると、端数の玉が残ってしまうのです。

端数の緑を含めて消するために、連鎖を止めて消しに行くという思考ということ。

補足終わり。


放っておいても連鎖になる箇所が活かせる時は活かすのよ。

別の所で玉を消して同時消しにしたりする。

この柔軟な思考がたまらねえ・・・

4試合目のやすべえさんの動きホント好きだからぜひ見て

 

 

 

2P馬場さん

初見で今回の馬場さんのジャスティス戦の消しを見た感想。

時々めっちゃいい消ししてる。

例えば下の画像のシーン。


2P側。

黄色大量消しからの赤青赤SPの同時消し。

これはホントお見事。

時々こういうめっちゃいい消しがある。

 

そして、

玉が整っている状態なら消し方も良い。

端数を気にした消し方をしている。


なのに結果を見ると、馬場さんとやすべえさんには割と大きな差があるのよね。

なんでだろ?

もうちょっと接戦になってもいいんじゃないか?

その点が不可解だったのです。

 

確かに、馬場さんの消しを見ていくと、

1回1回の消しがやすべえさんより少ないように見える。

とくにフィールド玉がバラけてくるとその傾向は顕著になる。

端数を残してしまうこともしばしば。

 

でもやすべえさんも全く端数を出さないわけじゃないし、

そんな大きな差がつくほどのことかな? とも思う。

うーむむ。納得いかない。

そんなわけで見返すこと数度。

馬場さんとやすべえさんの違いが2つ見つかった。

 

 

1つめ。

馬場さんは浮いた玉が出る頻度が少ないこと。

 

ということは、「浮かしをあまり使っていない」ということなのではなかろうか。

 

ジャスティス戦では、

浮かし連鎖を使いこなせるとより効率よく消していけます。

 

同時消しを仕込んだり。

ずらされたくないところをずらされる前に消したり。

といった具合に。

 

浮かしを使いこなせていないのであれば、

ノルマ消化ペースが遅れるのも納得。

 

 

さらに浮いた玉は、横から消すことでの消すことでも出ます。

2P側。黄色を消すと赤が2個浮くよね。そういやつのこと。

 

「横からの消しがあまり見えていない」ということもあるのではなかろうか。

 

横から玉を消す。

浮いた玉が出る。

浮いた玉が接地するまでの時間に整地したり玉を拾ったり。

 

こういったプレイが少ない。

だから整地にとれる時間がやすべえさんより少ない。

そのせいか、

馬場さん側のフィールドはとても消しづらい配置になっていることがある。

 


2つめ。

盤面の把握力。

 

たとえば氷玉解凍。手間取る色に変えちゃってるってことね。

降下直後で見えなくて処理が面倒になる色に変えちゃったのかな・・・

なんて思ってたんだけど・・・

 

 

2P側。氷玉を青で解凍しようとしているシーン。

4試合目のこのシーンでほぼ確信した。

盤面の把握力に差があったんだ。

 

もしかして、強キャラに慣れすぎてて、

弱キャラにおける「氷玉を何色に解凍するか」がいまいち見えていない、

いまいち慣れていないということもあるかも。

 

氷玉解凍だけじゃなくて、

単純な消しでも盤面を把握しきれてない場面がちょくちょくある。

これは4試合目。さっきの氷玉青解凍の直後。

放っておけば、黄→赤青の2連鎖同時消しになる場面なんだけど、

青を吸って2連鎖同時消しを自分でキャンセルしちゃってる。

 

こんな感じにもうちょい盤面を把握できていれば効率よく消せたよねー

もうちょい端数を減らせたねーってシーンがあった。


今回の対戦で分かった点はこんなところかなあ。

「浮かし」「横からの消し」「盤面の把握」

このあたりが今回の敗因と思われる要素ではなかろうか。

 

 


締め

さっきの「浮かし」「横からの消し」「盤面の把握」

これらはできると強い要素とも言い換えられるね。

 

 

「浮かし」

・フィールドの整地、玉を拾う時間稼ぎ

・同時消しを仕込む、2連鎖同時消しにする

・ずらされたくないところをずらされる前に消すため

といったふうに活用できます。

浮かし・浮かし連鎖にぜひ慣れていきましょう。

 


「横からの消し」

ジャスティスの攻撃は中央が集中的にせりあがってくる。

だからこそ横から大量に消せる配置、横から消して高い列を低くする思考、

このあたりが出来ているとプレイに幅が広がる。

 


「盤面の把握」

これは表現が難しいなあ。

プレイしていると意外と視界には入ってるけど

把握できてないってことがあるんですよ。

強キャラで対戦しているとこれは特に感じる。

 

だからこそ、フィールドをしっかり把握して、

氷玉解凍だったり、端数を出さない消しだったり、

一つ一つの操作に活かせると強いよねーってこと・・・かな?