056 高田馬場ミカドのマジカルドロップ3大会(2022.12.7)の話6【上級者大会その4】

2022/12/7に開催された、

ミカドのマジカルドロップ3大会のお話。

今回は上級者大会決勝の話その4。

 

 

 

 

上級者大会

4戦目

1P馬場さん 2Pやすべえさん

フォーチュン対フォーチュン

 

 

今回のキャラチョイスは1P馬場さん。

選んだキャラクターはフォーチュン。

これはちょっと意外な感じ。

 

いつもの馬場さんって、勝ち目がありそうなキャラを選びそうなイメージなのです。

でも馬場さんが有利めなキャラチョイスなら、

ハーミット・ストレングス親父あたりのほうが良さげだと私は思うんだよね。

馬場さん得意の2連鎖攻めがより活きそうだから。

 

確か、馬場さんの推しキャラってフォーチュンだったし・・・

案外、推しキャラなことも選んだ理由だったりするのかな?


さてフォーチュンですが、その強さは上位クラス。

めっちゃ強いです。

両端の列とど真ん中の3つの列が大きく降下してきます。

ただ、配色パターンに付け入るスキあり。

通常配色はバラバラ配置で非常に厄介。

一方、氷玉配色は氷玉が固まっていて比較的処理しやすい配置。

そのおかげもあって、なんとか処理できる範囲に収まっています。

ホントに絶妙なバランスだと思います。

 

また、玉がバラバラな状況になりやすいので、

フィールドを整地する能力がとても重要になります。

浮かしを活用して降下を止める。

側面消しを活用して集中的に降下してくる3列の玉を消す。

こういったテクニックもとても大事。

 

それでは、対戦を見ていこう!

 

 

 

1P馬場さん

1試合目。

馬場さんお得意の、単発&2連鎖中心の攻め。

強キャラのフォーチュンではこの戦法が活きる。

端数の玉も管理しつつ攻めているのが良い。

邪魔な玉を出さないように動けてる。

いいねいいね!

虹玉増殖狙えそうだったけど、やらなかったね。

まあ勝てばよかろうなのだ。

 

 

2試合目。

初手スペシャル玉で大量消し6連鎖。

これは最大レベルの攻撃がいっちゃいそう。

あまり良くないねえ・・・

 

というのも、

フォーチュンの最大レベルの攻撃は、氷玉だらけになるんですよ。

1段目だけ通常配色で、2~8段目が氷玉配色になる。

 

相手にとってはめっちゃ処理しやすくなっちゃうから、

できれば避けたいところ。

もうちょい連鎖抑えたかったなあ・・・

 

一方、馬場さん側に送られてきたのは通常配色のみ!

つまり斜め並びのばらけた玉!

これはめっちゃきつい!

 

この通常配色を処理するセオリーは、

浮かし連鎖で時間を稼ぎ。

側面消しを活用しつつ、連鎖しながらばらけた玉を消していく流れ。

 

地力というか。ひたすら力というか。

単純に玉を処理する能力が求められます。

ひたすらモードをやりこんでる人が強い。

 

 

3試合目。

馬場さんまた虹玉増殖しなかったね・・・

でも、さっきムーン戦で虹玉増殖はしてた。

虹玉増殖自体はできるはず。

となると、虹玉増殖しないのは心理的な問題かなあ。

 

ムーン戦では相手が宴帝さん。

馬場さん目線、余裕をもって挑める相手。

一方今回はやすべえさん。

どちらかというと馬場さんがチャレンジャー側で余裕が少ない。

 

となると、どうしても動きが保守的になる。

野良試合じゃなくて大会だからね。

いつもの動きをするのは難しくなる環境ってこと。

 

すると、「失敗したらどうしよう」って感情に飲まれて動きの幅が狭まる。

しかも、フォーチュンはただでさえ攻撃が強いからね。

余裕は少ないだろうし、潰れないようにしなきゃと動きは保守的になる。

 

こういった理由がある・・・

つまり、対人戦や大会だといつも動きが出来ないから、

一つ一つの動きだったり、テクニックだったりを、

ふだん高いレベルで出来るようになっておく必要があるんですよ。

考えなくてもできるくらい。

自然に手が動くくらい。

そのくらいまで練習を重ねたい。

 

だって、そのくらいの練度でないと、

大会の空気とか実践では出来ないんだもの。

 

たから、楽しむことが大事。

ラクに練習を重ねていくには楽しむことが一番大事。

 

あとは大会に何度も出て、場の空気に慣れるとかも有効だね。

 

試合は処理しきれなくなって馬場さんが潰れて負け。

上位キャラは潰れる時はホント一瞬で潰れるのが怖い。

 

 

4試合目

この試合も、ばらけた玉を処理しきれず潰れて負けって感じ。

やっぱり馬場さんは、

さらに上を目指すことを考えると、

効率の良い消しがキーになってきそうね。

浮かしの活用もまだ成長の余地がある。

 

なんというか、

今持っている強みに関しては、もう最上位クラスに達してるように見える。

現状の強みだけだと、成長の余地が少なそうに見える。

 

 


2Pやすべえさん

1試合目。

勝敗を分けたのは、1:30:58の青の処理かな。

下の画像の所ね。

 

2P側。

これ、左から2列目の青は残したくないやつ。

この青を消さなかったってことは・・・

左から2列目の青が見えてなかったのかなあ。

 

で、左から2列目の緑を消そうとしたけど消せなくて。

リカバリーしようとしたけど間に合わず潰れた。

って感じに見える。

 

つまり、なんかヘマしたってことですかね?

やすべえさん?

1回処理にまごついただけで容赦なく潰れるのが上位キャラの恐ろしい所。

 

 

2試合目。

最後の場面、やすべえさん虹玉増殖態勢に入ってるね。

 

2P側。

馬場さんから氷玉が送られてきた。

玉を消して降下を止める。

左から3列目に赤2個を投げる。(上の画像の矢印の玉)

あとは虹玉をぶつければいつでも虹玉増殖できる、って状態。

 

ホントやすべえさんは虹玉増殖がうまいのよ!

増殖の仕込みがスムーズ!

しかも、赤2個を仕込んだ後右側を消しに行ったでしょ。

出来るだけフィールドを玉でいっぱいにしてから

虹玉を発動しようとしてるのよ。

これがね! ホントすごい!

 

これは内容的にもやすべえさん勝ち展開な試合でした。

 

 

3試合目。

開始してすぐ虹玉が来た。

氷玉が2個来ました。

ってことはやりますよね。

降下でうまいことズラしてもらって虹玉増殖。

また送られてきた氷玉を使って、再び虹玉増殖。

お見事な虹玉増殖ループ!

 


4試合目。

今度はやすべえさんが単発&2連鎖中心の細かい攻めで勝利。

でも、操作ミスっぽい所でヒヤッとした!

1回の操作ミスでガンガン降下してくるからホント心臓に悪い 笑

 

 

 

締め

いやー強キャラの対戦は見ていて楽しいね。

そして、やすべえさん上手かった。

 

はじめに注意しておきますけど、

この締めに書くのは私のイメージする2人の処理の話ね。

 

まず馬場さん。

馬場さんは地力、ひたすら力はちゃんとあるのよ。

たしかひたすらモードクリアしていたはずだし。

 

ひたすら力はちゃんとあるんだけど

消しの効率をピエロの移動速度でカバーしている印象なのですよ。

 

一方、やすべえさんは馬場さんと逆の印象。

ピエロの移動速度は馬場さんほど早くない。

ただ、ひたすら力というか、とにかく効率が良い。

効率よく消すし、バラバラな玉を整地する技量も高い。

 

この日の2人の処理能力を比べてみたら、

やすべえさんの方が高く見えた。

しかも、虹玉増殖においてもやすべえさんに分がある。

となると、やすべえさんに軍配が上がるよねー。

まあそうなるよねーって感じ。

 

欲を言うなら、

去年夏(2021年8月17日)のミカドマジドロ大会のフォーチュン戦みたいな

見せ場というか魅せプレイがあったらもっと嬉しかったなー。

 

↓そのミカドマジドロ大会(フォーチュン対ジャスティスのシーンから)

ゲーセンミカド マジカルドロップ3 大会 20210817