104 ミカドのマジドロ3大会(2024.5.25)初・中級者大会 デスの性能は「????入門編」

今回は5/25のミカドのマジドロ3大会を振り返っていこうと思います。
この間の記事は無差別級を取り上げたので、今回は初級者大会、中級者大会から2戦ピックアップしました。

初級者大会最終戦、まつのゆさん対Namplaa。
中級者大会決勝戦、CE0さん対なすさん。

この2戦です。

 

 

 

 

初級者大会 最終戦

1P:まつのゆさん 対 2P:Namplaaさん

 

キャラはハイプリエステス。
初級者大会なら出禁にしてもいいくらい攻撃力が高いキャラだと思うけど・・・

しかしながら、かなり良いバランスの対戦になっててビックリ。
ハイプリの比較的揃いつつもバラバラな配置&二本槍をなんとか消し続けられてる!
お互い考えつつ後付け連鎖を組めているし、いいねいいね。

連鎖力で見るとまつのゆさんが少し優勢。
単純な消し力で見るとNamplaaさんが少し優勢ってところか。

1本目はまつのゆさんが二本槍の処理が間に合わず潰れてNamplaaさん勝利。
ハイプリさんの初級者大会向きじゃないところが前面に出ている対戦。

2本目はまつのゆさんが押し切って勝利。
Namplaaさんはフィールドがかなり見えてるんだよなあ。
単純にマジドロの経験値が多いのか。もしくはパズルゲーム自体をけっこうやっている人なのか。

 


3本目はノルマクリアまでもつれる接戦!
お互いノルマが足りてる分の玉を消して、浮いた玉がわずかに早く接地したNamplaaさんの勝利。
熱い勝負だった!

 

 

対戦を見た感想

いやはや、白熱した勝負でした。
お二人の実力も僅差でしたねえ。

ポイントになったのは基礎力の部分と思います。
フィールドを見たり、単純に玉を消したりとか、そういう基礎力ね。
Namplaaさんの基礎力の高さが勝敗を分けたように見えました。

フィールドを見て手が止まらずに玉を消し続けられること、そして連鎖を組めること。
最初のうちはこのあたりが大事になってくるんでしょうなあ。

そしてこれは、お二人とも引き続きポイントになりそうなところ。
まあ一つずつ順番に慣れていきましょう。
好きなモードで好きなやり方で経験を積むのがいいと思います。

とはいえ、おすすめを挙げておくと・・・

単純に玉を消し続けることに慣れるなら、
LEVEL4すとーりーモードふつうを単発消しのみでノルマクリアを目指すプレイ。
目標はコンティニュー2回でフォーチュン撃破。

この段階なら、赤を吸ったら表出している部分の赤を全部吸って巻き込めるところに投げる、くらいの意識でOK。
キャラは強い方から徐々に弱くしていきましょう。連鎖が伸びないように気を付ければ、フール・デビルでも達成できますよ。

そして、連鎖を組むことに慣れるなら、ひたすらモードのやさしい。
このあたりですかね。


この2つが身についたら、次のステップが見えてくる。

色々あるけど・・・
・浮かし
・横から巻き込む消し
・相手が嫌がる攻め方
・邪魔な玉を減らす消しを意識する

とかかなあ。パッと思いつくのは。

このあたりからだんだん独自のプレイスタイルが出てきてさらに面白くなってくる。
今後も楽しみです。

 


中級者大会 決勝

1P:CE0さん 対 2P:なすさん

 

 

1本目

まずは1PのCE0さんから。
2連鎖のこなれた感じ、黄色2個の整地、浮いた玉を回収と・・・
CE0さん相当やりこんでるのが見て取れるなあ。
かなり考えてる消しだもの。

なんというかな・・・
消しと整地がに両立できているのですよ、それがすばらしい。

 


一方、CE0さんの先制妨害を食らった2Pなすさん。
潰れちゃったけど、これは焦りとか緊張もあるのかもしれない。

スペシャル玉緑が見えて反射レベルで玉補充したけど、消し筋が見えてなかったという感じかな。開幕スペシャル玉見えたら玉補充が反射レベルで身についているのはすばらしいね。

ただ、対人戦とCPU戦はやっぱり環境が違う。
注意点としては、スペシャル玉までの消し筋の把握、相手からの先制妨害に警戒しておけるといいね。先制妨害をくらってもいいように、スペシャル玉をすぐに消せる状態にしておくことが大事。

 

 

2本目

2本目は2Pなすさんのペース。
なすさんは連鎖力が高いねえ。
ロリカさんみたいな大連鎖タイプなのかしら。
この連鎖力は大きな強み。

そして1PのCE0さんの方を見ていくと・・・
あーやっぱりCE0さんしっかりフィールド見ようとしてるのを感じるなあ。
こういうプレイは単純に好み。

1:03:34あたりの黄色消しを見るに、横のつながりとかも見ようとしてるんじゃないかな。

浮かしもかなり慣れてる。
考えなくても浮かしてるレベルに入ってきてそう。

なんだこの対戦のレベルの高さ・・・
中級者とは一体・・・

 

 

3本目

3本目は開幕スペシャル玉の展開。

1PのCE0さん側を見てたんだけど、
最後の5連鎖のクオリティが高いな、これは驚いた。
動画の1:04:10あたりね。

 

1P側。
上の画像の状態から、
青が消えている間に左から2列目の緑を整地した所だったり。

4連鎖目の黄色、6連鎖目に消そうとした黄色は、
ずらされる前に処理しておきたい配置だったり。


とはいえ考えてみると、浮かしに慣れているということは連鎖も組めるということだし。消しと整地が両立出来ているということはフィールドもしっかり見えていることでもある。こういうクオリティ高いプレイもできるわけだわね。

 


お次は2Pなすさんサイド。
大連鎖を活かしてスペシャル玉を1個確保。

いいねいいね。本番でこれを実践できているところがすばらしい。
やっぱり練習と本番は違いますもの。

そして最後は氷玉解凍が出来ずに潰れると・・・
なるほどなるほど。
なすさんのプレイを見て書きたいことがあるけど、それは後でまとめて書きますね。

 


4本目

1PのCE0さん、ホントに消しのクオリティ高い。
これは驚いた。

 

例えばここ(1:04:26あたり)の赤処理。
1P側。
右側で赤5個を消して、中央付近の赤2個は左側の組連鎖に巻き込んで消して端数を出さない赤処理。

他にも空き時間に赤を2つ重ねたり。

このシーンは、消しやすそうなところにある中央付近の黄色を消さずに、放っておくと危なくなりそうな右側の黄赤を整えに行ったり。

デスの処理も慣れてる感がすごく伝わってくる。
危険な玉の処理ができている。
すばらしい。


そして2Pなすさん。
これはボタン押したけど効かない的なやつもあるかもしれないな・・・

展開は処理し切れず潰れて負けと。
デス戦でなりやすい展開。
もうちょい詳しく書きたいけど、やっぱりそれも後でまとめて書きますね。


しかし、これで中級者大会なんですか?
レベル高すぎやしませんかね・・・

 

 

デス・エンペラーの性能について

お二人のプレイについて書いていきたいのですが、その前にデス・エンペラーの性能についてのお話をします。

デス・エンペラーは性能は、なんというか「強キャラ入門編」みたいな性能なのです。

私の感覚だとデス・エンペラーの性能は、ハングドマンの難しさと端攻めキャラの難しさを混ぜて、難易度をやわらげたような性能に感じます。

なのでですね。強キャラに通じる要素があるので、どうしても整地だったり邪魔な玉を減らすことが必要になってくるのです。

そして、一瞬で盤面が崩れるから浮かしも必要になってくる
浮かして時間を稼ぎながら消していく。

消していくんだけど、ただ消していくだけじゃない。邪魔な玉、端数の玉を減らすように消していきたい。わずかな空き時間に縦に2つ玉を重ねたりして整地もしていく

そのためにもできるだけフィールドを広く見ていきたいのです。

やることが・・・やることが多い!

そうなのです。デス・エンペラーは強キャラに通じる要素がある分どうしてもやることが多いのです。

だからさらなる上位キャラに備えて、基礎的なことに慣れておいて欲しいのです。
浮かしだったり。単純に玉を消すことだったり。整地だったり。

そういった基礎的なこと一つ一つを考えなくてもできるくらいのレベルで慣れておいて欲しいのです。基礎の部分が考えなくてもできるくらいのレベルで慣れているからこそ、さらに上、発展の部分を気にすることが出来るから


とはいえね、デス・エンペラーはこれでも全体でみると中くらいの強さなのです。
まぁ単純に、上位キャラがやばすぎるのもそうなんだけど・・・

「上位キャラはこんなもんじゃないからね。ここでしっかり対上位キャラ戦の基礎を学んでいってね」というような位置にいるのがデス・エンペラーなのです。

 


改めて対戦を見た感想

では改めてお二人のプレイを見ていきましょう。

まず1P側、CE0さん。
デス・エンペラー戦で要求されることをひと通りやろうとしてる。そしてそれが出来てきてる。

前提の浮かしはもちろん、端数を気にした消し、整地、フィールド把握などなど。
それらに慣れつつある段階。
しっかり練習してそれをつみ重ねているの見て取れました。練習がちゃんと結果に出ている。すばらしい。

プレイがゆっくりめに見えたのは、考えることやることいっぱいで、それらに慣れつつある段階だからなのかもね。
もう少し慣れてきたら、私も相手していてしんどいレベルに入ってきそうなんだよなあ。末恐ろしい・・・

 

そして2P側、なすさん。
遠征ご苦労様です。ありがとうございました。

なすさんの強みは何と言っても連鎖力。
しかし先ほども書いた通り、デス戦ではそれだけだと足りないのです。

表現を変えると、デス・エンペラー戦以上のキャラになってくると、生き延びるために「整地」の意識が必要になってくるという感じで。

そして、なすさんがポイントになってくるのはこのあたり。
なすさんのプレイを見ていると、「消すこと」に関しては現時点でけっこうレベルが高いのです。一方「整地」に関しては成長の余地があるように感じました。

まずポイントになるのは浮かし。浮かしに慣れること。
なすさんのプレイを見ていると、玉を浮かすことが少ないんですよ。

浮かしで時間を稼ぐ。
浮かして稼いだ時間で、よりきれいに消したり、逆に少し残して次の手に繋げたり、端数を減らせないか考えたり。
浮かして「整地」する。こういった方面に慣れてくると、デス・エンペラー戦だけでなく、強キャラ相手もさらに対処しやすくなっていきますよ。

 

 

締め

こんなところかなあ。
なんかどんどんレベル高くなりますねえ、ミカドのマジドロ3大会は。
どこまで行くんだろうか・・・

今回も適当にピックアップした対戦を記事にしてみましたが、いかがでしょうか。
ミカドの大会に行くと、馬場さんの実況とか参加者の方から「このブログが役立っています」というような話やお礼をちょこちょこいただきまして。いやホントこちらこそありとうございますです。

リクエスト的な話があればそれについて書こうとするんですけどね、相変わらず全くありません(笑)
なので、大会については「適当にピックアップした対戦を記事にすればいいやー」的なノリが続くと思います。

「アタイのこの対戦を記事にしておくれよ」的な話があれば、喜んで記事にするんですけどね(対応出来る範囲内で)

とまあ今回はこのあたりで。